【ローテ】ガッサガモス

昨年の9/11に開催された突発大会で優勝した構築.
トゲキッスバシャーモが辛いが,最近数を大きく減らしているため勝率は高くなるはず.(と思って週末に挑んだらトゲキッスに潰されたわけだが・・・)

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物
キノガッサ キノコの胞子 タネマシンガン マッハパンチ ローキック 拘りスカーフ
ウルガモス 大文字 虫のさざめき ギガドレイン 蝶の舞 命の珠
ジバコイル 10万ボルト 目覚めるパワー(氷) ラスターカノン 拘り眼鏡
トルネロス クロバット 追い風 ミガワリ ビルドアップ 飛行のジュエル
パルシェン 氷柱針 ロックブラスト ハイドロポンプ 殻を破る 気合の襷
ニョロトノ 波乗り 雨乞い 滅びの歌 ソクノの実

命の珠を持ったウルガモスは,1回蝶の舞を積めば虫のさざめきでガブリアスクレセリアバンギラスなどを,大文字でローブシンボルトロスなどを落とすことができ,単体でほとんどの相手に対して択を仕掛けることができるカードである.
だが,逆に相手から択を仕掛けられやすいカードでもある.
というのも,例えば自分が蝶の舞を積んだウルガモスのみ,相手が鉢巻ガブリアスと飛行のジュエルハッサムのみ(3体ともHPはマックス)だとしよう.
この時,自分側は虫のさざめきでガブリアスを,大文字でハッサムを落とすことができるが,虫のさざめきをハッサムに合わせられると耐えられた上でアクロバットで落とされ,大文字ををガブリアスに合わせられると耐えられた上で逆鱗で落とされてしまう.
このように,ウルガモスは死に択を仕掛けることができるが死に択を仕掛けられてしまう,五分の択で戦わなければならないポケモンということである.

この問題点を解消する方法として,分かりやすいものでは二通りあるだろう.
一つは壁を貼って実質耐久を上げる方法,もうひとつは混乱や眠りなどの状態異常を用いる方法である.
このうちのどちらを選択するかを考えた時,そもそもウルガモスは物理耐久が非常に低いため,壁を貼っても結局物理抜群技を耐えられない可能性が高い.
更に,物理特殊含め多くの相手からワンキルされるため,壁を貼ったところで2回目以降の択を外せば落とされかねない.
以上の理由より,壁を貼っての択の勝率の向上はメインの筋には入れず,枠が余れば入れる程度とした.
そこで状態異常を取り混ぜることになり,どれを採用するか考えていたところ,スカーフキノガッサがちょうど合うのではないかと考えた.
というのも,スカーフキノガッサは攻撃できないものの終盤まで安定して相手の並びのうちの1体を眠らせることができる.
このことから序盤から終盤まで択を仕掛けていくことになるウルガモスのサポートとして非常に有用である.
また,スカーフキノガッサの側から見ても,自分が攻撃できないため相方として単体で広範囲を見ることができるカードと組みたい,という要請を満たすウルガモスはよい相方となる.

主軸のキノガッサ+ウルガモスが確定した後は,出来る限り行動に保険を持てるカードを多く取り入れることを意識して組んだ.


キノガッサ
基本的にキノコの胞子しか撃たないが,他の技を稀に撃つこともある.
他のカードの積みサポートや安定択サポートができる良カードだが,構築を選ぶカードでもある.

ウルガモス
単体での抜き性能を上げるために命の珠での採用.
大文字,虫のさざめき,蝶の舞までを確定として,残りの枠として羽休め,目覚めるパワー(地)なども挙がるが,今回はギガドレインを採用した.
これは単純に他のカードが結果的にブルンゲルに辛くなってしまい,また命の珠のダメージを回復できるギガドレインを採用したかったからである.

ジバコイル
頑丈の行動保険と鋼の耐性を持った上でウルガモスで対処しづらい追い風パやトゲキッスを処理していく.
また,雨や追い風を絡めたジバコイルは雨ちんまんを見れば分かる通り非常に強力な第二の勝ち筋になりうる.

トルネロス
キノコの胞子+ミガワリでアドを稼ぐ,ミガワリでウルガモスデ対処しづらいトリパを処理する,といったことが可能である.
また,通りのよい飛行技で広範囲を殴ることができるため,スカーフキノガッサとの相性もよい.

パルシェン
気合の襷+キノコの胞子で行動保険をかけつつ相手に択を押し付けることができる.
基本的にはウルガモスを選出できない場合の打点や勝ち筋としての運用となる.
また,ヒードランの処理を早めるためにハイドロポンプを搭載している.

ニョロトノ
特性の雨降らしでジバコイルパルシェンをサポートしたり,滅びの歌+ミガワリ/スカーフキノコの胞子で有無を言わさず殲滅したりすることができる.
重い雨パへの対抗ができる霰と,ジバコイルの勝ち筋を強化し,バンドリュへの優位を強めることができる雨乞いの両天候を搭載.